ジオルパク、衝撃のデビューアルバム『A BLOODSUCKER』で“執着”をアートに昇華

ジオルパク初のフルアルバムが韓国音楽界に新風を巻き起こす
皆さんはご存知でしたか?韓国のシンガーソングライター、ジオルパクが2025年6月18日、初のフルアルバム『A BLOODSUCKER』をリリースしました。これまで実験的なシングルや独特なビジュアルでコアなファンを獲得してきた彼が、ついに本格的なコンセプトアルバムでメインストリームに登場。韓国のみならず世界中のファンやメディアが、その革新的なアプローチに注目しています。
『A BLOODSUCKER』:愛と狂気、自己破壊、救済の物語

このアルバムは、単なるラブソング集ではありません。全12曲が、愛の美しさよりも執着や狂気、自己破壊、そして救済といった感情の極限を描写しています。ジオルパク自身、「恋しさのあまり排水溝から髪の毛を探し出して匂いを嗅いだことがある」と語るほど、病的な執着を音楽へと昇華。アルバム全体が、ロマンスと同時に隠された闇や裏側をカーニバルのように表現した作品です。
ヴィンテージロックとカーニバル美学の融合
『A BLOODSUCKER』の最大の特徴は、ヴィンテージロックのサウンドとジオルパク独自のカーニバル的ビジュアルの融合です。韓国のポップシーンには珍しいレトロなロックサウンドが、アルバム全体にノスタルジックで荒々しい雰囲気を与えています。ミュージックビデオも彼自身が監督し、サーカスの鏡や奇抜な衣装、混沌とした演出で、韓国と西洋のカルチャーが交錯する独特の世界観を作り出しています。
『Christian』から世界へ:ジオルパクの急成長
ジオルパクの名が広まったのは2023年のシングル『Christian』。リリース当初は大きな反響がなかったものの、YouTubeショート動画でミュージックビデオが拡散し、Melon TOP 100チャートでトップ10入りするなど、異例の“逆走”ヒットとなりました。その後、Head in the Clouds LA、Island Festival Taiwan、Yokifest Budapestなど世界各地のフェスティバルに招待され、メキシコ単独公演は完売、アメリカ・テキサスツアーやCoca-Cola Korea Spotlight Showcaseなど、グローバルな活動を展開しています。
韓国文化とジオルパク:なぜ海外ファンを惹きつけるのか
韓国では感情を抑える文化が根強い中、ジオルパクは執着や狂気、自己破壊といったタブーを正面から表現し、K-POPのイメージを覆しています。海外ファンは、彼をデヴィッド・ボウイやレディー・ガガのような“自己表現のアイコン”と捉え、韓国音楽の新たな可能性に熱狂。ファンダムは創造的で熱量が高く、彼の物語性や美学に共感する人々が世界中で増えています。
ファンコミュニティの反応と考察
NaverやTistoryのブログ、RedditやX(旧Twitter)などのコミュニティでは、『A BLOODSUCKER』の解釈や考察が盛んです。アルバムを“有害な恋愛”のメタファーと見る声や、“精神疾患からの回復”として捉える意見も。ミュージックビデオのフレームごとに隠されたシンボルを探したり、カーニバル的な世界観にインスパイアされたファンアートや翻訳、リアクション動画も続々登場しています。
制作の裏側:ジオルパクの全方位クリエイティブ
ジオルパクはシンガーソングライターだけでなく、作曲、プロデュース、ミュージックビデオの監督まで自ら手がける“トータルアーティスト”。韓国音楽業界では珍しい自己完結型の制作スタイルで、細部にまでこだわった世界観を作り上げています。業界関係者からも、彼の独自性と完璧主義が高く評価されており、今後の韓国アーティストに大きな影響を与える存在とされています。
今後の展望とファンの期待
『A BLOODSUCKER』で新たなスタンダードを打ち立てたジオルパク。次はどんなテーマやサウンドに挑戦するのか、ファンの期待は高まるばかりです。常に自己革新を続ける彼の動向から目が離せません。今作は、暗い感情すら美しいアートへと昇華する“ジオルパク流”の音楽の力を証明しています。
ジオルパク現象と韓国音楽の最前線
K-POPがチャートを席巻する一方で、ジオルパクのようなインディペンデントなアーティストが新たな潮流を生み出しています。西洋のロック、韓国的ストーリーテリング、アバンギャルドなビジュアルが融合した彼のスタイルは、韓国音楽の進化を象徴。ジオルパクを追いかけることで、伝統と革新が交差する韓国カルチャーの最先端を体感できるでしょう。
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