『イカゲーム3』圧倒的フィナーレか、物足りなさか?世界メディアと日本ファンの賛否両論レビュー

Jul 6, 2025
Lee Jung-jae
『イカゲーム3』圧倒的フィナーレか、物足りなさか?世界メディアと日本ファンの賛否両論レビュー

世界が注目した『イカゲーム3』、ついに配信開始

皆さんはご存知ですか?2025年6月27日、全世界待望のNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』シーズン3がついに公開されました。公開直後からNetflixグローバルランキング1位を獲得し、日本を含む93カ国でトップを独占。SNSや各種メディア、ブログでも「最後の戦い」「新ゲームの正体」「衝撃のラスト」などの話題で持ちきりとなりました。

海外メディアの絶賛と期待感

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米TIME誌は「シリーズ本来の残酷な魅力が再び発揮され、強烈な一撃を与える」と絶賛。英Financial Timesは「テンポの良い展開と鋭い演出で没入感は健在」と評価し、Colliderも「全ての強みを最大化し、それ以上を見せる圧倒的フィナーレ」と称賛しています。BloombergやDecider、Indiewireは「人間性と社会の本質に鋭く切り込む哲学的な問いかけ」「短い希望がむしろ絶望を強調する」「真の勝者は存在しないというメッセージ」と、高い芸術性と深いテーマ性を評価しました。

一方で浮かび上がる“物足りなさ”と批判

しかし、全てが絶賛というわけではありません。ニューヨークタイムズやバラエティは「予想可能なキャラクターと展開が惜しい」「新鮮味に欠ける」と指摘。ガーディアンは「残酷さが増し、暴力は容赦なく、風刺は潮のように消えた」と、シリーズ1に比べて社会風刺の弱体化を批判。IndiewireやScreenRantも「物語の拡大と縮小が繰り返され、疲労感を覚える」「第1話がシーズン2の続きのよう」と、ストーリー構成や緊張感の低下を指摘しています。

新ゲームとキャラクター描写への賛否

シーズン3では「かくれんぼ」「巨大なロボットによる綱渡りジャンプロープ」「高所オジンオゲーム」など新たなゲームが登場しましたが、シーズン1の「ガラスの橋」や「オジンオゲーム」との類似性が指摘され、新鮮味が薄いとの声も。特に最終ゲームでは最大6人が生き残れるルールとなり、緊張感が緩んだとの意見が多く見られます。また、フロントマンやVIPの描写が平面的で、社会的メッセージが弱まったと感じるファンも少なくありません。

日本・韓国ファンコミュニティの反応

日本のSNSやブログでも「フィナーレは壮絶だが、感情移入しづらい」「キャラクターの成長や葛藤が物足りない」「暴力描写が機械的」といった意見が目立ちます。一方で「ギフンの覚悟やフロントマンとの対決は見応えがある」「社会批判の視点は健在」と評価する声もあり、賛否両論が渦巻いています。韓国のティストリーブログやレビューでも、シリーズの集大成としての意義は認めつつ、物語の完成度や余韻に課題を感じるコメントが多く見受けられます。

Kカルチャーの象徴としての『イカゲーム』

『イカゲーム』は2021年のシーズン1から世界的な社会現象となり、Kコンテンツの象徴的存在となりました。シーズン3では韓国社会の格差、競争、資本主義批判といったテーマが引き続き描かれていますが、グローバルヒットによる“普遍化”の影響で、初期の鋭い風刺やリアリティが薄れたと指摘する文化論もあります。それでも、韓国発のドラマが世界中の視聴者に問いかけを投げかけ続けている点は大きな意義と言えるでしょう。

シリーズ完結への評価と今後の展望

シーズン3は全6話構成で、ギフンとフロントマンの対決や新キャラクターの登場、ゲームのスケールアップなど見どころ満載でした。しかし、警察官ファン・ジュノのエピソードが消化不良に終わった点や、女性キャラクターの活躍が限定的だった点、出産や新生児描写のリアリティ不足など、細部への不満も多く挙がっています。シリーズのフィナーレとしては賛否が分かれるものの、韓国ドラマの新たな可能性を示した作品として、今後のKコンテンツの展開にも注目が集まっています。

まとめ:『イカゲーム3』は何を残したのか

『イカゲーム』シリーズは、社会風刺とエンターテインメント、そして人間の本質に迫るテーマで世界中に強烈なインパクトを与えました。シーズン3の評価は決して一枚岩ではありませんが、その“賛否両論”こそが本作の社会的・文化的意義を物語っています。皆さんはこのフィナーレ、どう感じましたか?

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